報告

2004年5月6日
いつもの飲みメンバーの二人とお昼を食べに行く。
 −ちょっと話があってね・・・
照れながら切り出す。
 −今度結婚することになっちゃったので、式に来てもらえる?
二人はいつものように笑いながら答える。
 −なんだ、知ってたよ。

ヒミツのみ

2004年5月2日
ヒミツのみです

母の死

2004年4月29日
 母が冷たい顔をして横たわっていた。
 午前中には話をしたのに。
 父が母の顔をひとりでを見ていた。

自転車

2004年4月27日
 Bに会社まで送ってもらう途中だった。
 私が自転車をこいでいる。
 Bが後ろに座っていた。
 だんだんと息が切れてくる。
 苦しい。
 フォールディングでこの距離は辛い。
 30分もこげば会社に着くはずだ。

 会社に到着して、Bに自転車を渡す。
 きれいなビルにはきれいな格好をした女性が多い。
 オフィスのフロアまであがり、外を見た。
 ガラスの向こうでは少し明るい空の下で大粒の雨が降っていた。
 いつから降り始めたんだろう。
 Bは濡れてしまっただろうか。

お出かけ

2004年4月24日
 Kさんとその奥さん、その他の仲間で出かけていた。
 −おなかがすいた、鮨を食べよう

 車に乗り込むときは常に片手にビール。
 車を降りて街をふらふら。
 夜だったり、朝だったり。
 知らない顔もたまに混ざったり。
 みんなでわいわい気が向くままに旅していた。

京子さん

2004年4月22日
 朝の番組でおなじみの京子さんになっていた。
 我の強い司会者に馴染めていないように見えつつも、けっこうマイペースで変な女性。
 以前、小倉さんが京子さんにセクハラまがいの発言をしたと週刊誌に書かれたので、その記事を読み上げた直後に、小倉さんにこびてた女性ゲストが「誰それ」と言ったら京子さんは「私です」と普通に手を挙げた。いやいや、そこは怒るとこだろう。
 それまで毎朝京子さんと小倉さんのやりとりを見るたびに「負けるな」と心の中で応援してたけど、あれはあれで一応溶け込んでいるんだな、と納得。

 そんな京子さんになって、やっぱり小倉さんに振り回されて笑っていた私。

 

ディベート

2004年4月19日
 Fさんと仕事をしていた。
 相変わらずのディベート。
 腹式呼吸で話す気持ちよさと、すっきりしない自分の感覚。
 私の若さを弱みに終了する。
 昔の日常。

まじで?

2004年4月13日
 ワンボックスを降りて、雪の残る道の先を見た。
 私の連れの家族はこの道の先にいる。
 道は途中で小山の陰に続き、先が見えなくなっていた。
 私は黄土の混じった雪を踏みながら道を進んでいた。
 小山の近くでは道は道でなくなっていた。
 いつの間にか腰の高さにまで透明の液体に浸っていた。
 しかし服に染み込む様子はない。ゼリーのような寒天質だった。
 進みたい方向へは進めず、崖のほうへ流されていく。
 足元へ目をやると、土混じりの雪を踏む自分の靴が見える。
 二層でできたゼリーの中にいるみたいだった。
 動きたくてもうまく動かない。
 このままでは崖にゼリーと一緒に落ちてしまう。
 ゆっくりと、ゆっくりと流されていく。
 崖はすぐそこにあり、ゼリーが形を変えずに流れ込んでいた。
 まったく自分の意思とは違う方向へ流されていた。
 気がつくと、ついに足元から土がなくなっていた。
 落ちる・・・!?
 のんびりと構えていた。
 「まじで?」
 そう口を開いて、目が覚めた。

泥棒

2004年4月9日
 へとへとに疲れて家にたどり着いた。
 玄関を開けると、中は真っ暗だった。
 まだ目が慣れていないのでわかりにくいが、玄関から廊下をとおり、部屋の中まで荒らされていたことがわかった。
 泥棒だ・・・。
 きっと銀行のお金も引き出されてしまったに違いない。
 こんなことならまっすぐに帰ってくればよかった。
 今日はなんて一日だ。
 なんでこんな目にあわなくてはいけないんだ。

猿と930

2004年4月8日
 小学校の近くの道にいた。
 母と一緒に歩いていると、後ろで子供たちの騒ぐ声が聞こえる。
 振り返ると、小さなサルが数匹、逃げているところだった。
 その中で一番小さなサルが私たちの近くに来た。
 薄い毛色はまだ生まれたばかりで、幼いようだった。
 私はサルを驚かさないようにゆっくりとしゃがみ、サルに向かってちちち、と言うとサルは私に興味を示したのか、警戒しながらもそっと寄ってきた。
 サルの爪が鋭いので、ちょうど持っていたタオルを母に渡して、サルをそっとくるんでもらった。
 私は近くの家を訪ねて、サルのことを伝えると、母とそう年齢の変わらない女性が出てきて、穏やかに礼を言った。
 母とは知り合いらしい。私のことも小さい頃を知っている様子だった。
 家に上がって欲しいと言われるが、玄関でサルを渡して帰ることにする。
 帰ろうとすると奥からアライグマが出てきて、外に出ようとしていた。
 女性は、捨てられていたのを拾ったのだと言う。
 IDチップの番号が消されていたので、取り直したそうだ。
 玄関を出ると手入れの行き届いた庭では籠のふたを器用に開けて他のサルを逃がそうとしているサルがいる。
 サルは意地悪に笑っていた。

 夜、道を歩いていると、警官たちが古い民家から出てくる様子が見えた。
 なんだろうと見ていると、民家の奥からカバーをかけられた車がゆっくりと出てきた。
 私の位置からは隙間をとおしてからしか見ることができないが、どうも930のようだ。
 エンジンフードが開いている。白と黒のカラーリングと新潟ナンバーが見えた。
 噂には聞いていたが、新潟のポルシェパトカーがこんなところにあるとは。
 デジカメで写真を撮ろうとするが、近くで警備をしていた警官に止められる。

 I社のH事業所にいた。
 中はまるで休日の丸ビルオフィスのようだった。
 私は19階からエレベータに一人で乗ったが、少しの不安を感じた。
 1階、2階と下がるうちにみるみるエレベータの下降は加速し、一気に下降して停止した。
 やはり故障している。しばらく外には出られないだろう。

雨の日

2004年4月7日
 実家にいた。
 姉たちも遊びに来ている。
 床には飼い猫と飼い犬がいるが、人も動物も多くて部屋はにぎやかだった。
 そこへ外から緑色の猫だか犬が入ってきた。
 小さな子供を2匹連れている。
 母猫だか母犬だかはすっかり姉たちになついてしまって、自分の子供をほったらかしにしている。
 外は雨らしく、子供たちは濡れていた。
 触るとところどころに毛玉ができている。
 −この子たちも実家で飼うしかないかな。
 これ以上面倒を見る動物を増やすのは母親にとって辛いかもしれないが、大丈夫だろうか。

 雨だというのに、飼い猫が外に出ようとしていた。
 止めようとするが、言うことをきかない。

トイレ

2004年4月4日
 仕事の関係で飛行場に向かっていた。
 飛行場は入り口から急な傾斜でぐるりと右方向へと登るようになっていた。

 大勢の人間が集められて座っていた。
 私の横にはIさんがいる。
 私の席はなぜか和式の便器で、私が座る部分だけに穴があいた蓋がかぶせてあった。
 落ちつかない気分でIさんの話を聞いていた。
 席を手前にひいたところ、少し蓋があいて排泄物が見えてしまった。
 右斜め後ろ横の女性二人があっ、と声をあげる。
 すいません、といいながら、あわてて蓋を元に戻した。

 駅前の商店街を歩いていた。
 屋根のあるアーケードの下を通る。
 私は少し大きなかばんなどの荷物を持っていて、大急ぎで駅へ向かっていた。
 胸が大きく揺れて、自分が裸であると自覚する。
 道路の反対側にいる男性と目が合うが、きっと私は肌色の服を着ているように見えるだろう、大丈夫だ。
 もっているかばんで胸を隠した。
 駅に着いてトイレにかけこむ。
 かばんから服を出して着ようとする。

森の中

2004年3月27日
 森の中を歩いていた。
 私はこの近くに住む人たちに何かをしてあげたらしく、感謝されたあとだった。

 ふと、ある場所へ入り込んでしまった。
 先ほどの人たちが私を敬意をもった目で見ているのが背中で感じられた。
 それは20センチくらいの幅で格子状にまっすぐな棒で作られた部屋のようだった。
 子供の作る秘密基地のようだった。
 壁も天井も縦にほぼ等間隔に立っている棒へ、アミダくじのように横に棒が通って格子状になっている。
 広さは5メートル四方、高さは2メートルくらいだろうか。

 その棒には新鮮な緑がからみつき、まぶしい太陽の光をたえだえに通していた。
 私はまっすぐに進みたかった。
 まっすぐへ進むには、正面の壁を突破しなければならないが、ちょうど右端の方にかなり地面すれすれにあいた場所がある。そこをくぐらなければいけないようだ。
 私は横を見た。
 地面から30センチほどの高さに斜めにとおった棒がある。
 私はそこにしゃがみ、棒の裏に手を回した。そこで冷たい固さを感じて、初めて棒が金属であることに気がついた。
 縦棒と横棒の接点あたりの裏側に手を回すと、ボルトで止められていることがわかった。
 私は器用に手だけでそれを外した。
 これで服を大して汚さずに出られる。

ホテル

2004年3月25日
 漢字名のホテルにいた。
 重くて厚いじゅうたんが建物の古さを強調していた。
 あまり流行ってないのだろう。

 ごく普通のカップルがごく普通に結婚式を挙げていた。
 教会のチャペルを模した挙式場と和式の挙式場があり、どちらもオープンスペースで誰でも覗くことができた。

 私は仕事だか私用だかわからないが他の所用でそのホテルにいた。古めかしさとはかけ離れた独特の雰囲気の良さに好感を抱き、興味を持ち始めていた。
 チャペルをちらっと覗き、ありきたりの新婦とその母親の幸せそうにしている顔をみて、同行者の待つロビーへと戻った。
 あまりにも普通すぎる親子に、自分との違和感を感じていた。

 

建築士

2004年3月19日
 実家でシャワーを浴びていた。
 風呂は床から2mばかり下にあった。
 くぼんだ半地下のような場所だった。
 母が背を向けるようにシャワーを浴びている。
 誰かが家に入ってくる音が聞こえた。
 複数人いるようだ。
 母が、建て替えで依頼した建築士が来たのだという。
 私は背を伸ばしてドアにカギをかけた。

 建築士たちの話を聞いていたが、どうも話がおかしい。
 しかも上段に構えた話が鼻につく。
 母が呼んだのだから私が怒るのもおかしいが、ちょっと
感情を出しつつ、彼らへの仕事を断ろうと話を切り出すと、
母もそれに追随して文句を言った。
 母が文句を言うのは珍しい。それだけ母も頭にきたのだろう。
 建築士にもそこまで怒らせたのだから、今回の話はこれ
以上進められないですね、と言って帰ってもらうことにした。

バス

2004年3月1日
 実家の前の通りにいた。
 母が見送ってくれるという。
 よく見ると家の前にバス停がある。
 バスで帰るからいいよ、と言いながら、自分の体が横へずれていった。
 すでにバスに乗っているのだった。
 母との挨拶もそこそこに景色が流れて母が見えなくなった。

会社

2004年2月17日
会社に出社しようとしていた。
Sさんが近くにいる。
玄関近くの共同洗面所で顔を洗う。
感知式の蛇口になっているが、うまく反応しない。
泡が出てきてしまう。
水が冷たい。

フロアにいた。
先日の飲み会で大騒ぎしたと言うKさんがいる。
Kさんに対して、非難する。
周囲は驚いた顔をしつつも、Kさんが悪いという目で彼をにらむ。

ポルシェ

2004年2月15日
 田舎に住んでいた。
 道角の駐車場を借りてとめてあるポルシェの前を通って自宅に帰るような場所だった。
 自分が借りている場所は藪を一部整理しただけのようなところで、隣にもう一台、借りている人がいた。
 家に帰る途中、いつものように自販機がいくつも並んで暗い道を照らしている中を過ぎ、角に差し掛かると、ポルシェに落書きされているのに気が付いた。
 −ああ、ついにやられてしまった。
 落ち着きながらもBへ電話する。

 ポルシェ仲間たちとのオフ会で、タバコを吸っていた。
 以前吸っていたときとは違う銘柄だった。
 普段からなんとなく気が合わないと感じていることがついに伝わってしまったのか、珍しく誰からも話しかけられない。なおのこと誰とも話す気がしなくて、時間が過ぎるのを苦痛に感じながら座っていた。

 中学のときの担任が横にいた。
 生徒に人気のあった体育教師だ。
 美人の友人が彼に気があったらしく、それを隠して私に先生に誘われて困っているような風に話してきたこともあった。
 実際は先生はみんなに平等で気さくで愛妻家で、彼女が言われたようなことは私にもしていたのだったけど。

 先生はPCを前に作業をしていて、私と話をしたそうにしていた。
 顔を近づけて説明を続ける。
 私はいつでもその場を立ち去ることができるのだけど、先生はずっと話をしたそうにしていたので、とりあえず話を聞く。
 私の手元には動画の撮れるデジカメがあったので、こっそり録画を開始して、先生の話す内容を記録していた。
 だんだんと接触されるが、不思議といやな気はしなかった。

妊娠

2004年2月5日
 明け方に近い夜。
 今のマンションよりも少し広めのマンションに住んでいた。
 周りはとても静かで、これから寝ようかという時間だった。

 股間から液体が漏れたのを感じた。
 見なくても血液が流れたのだとわかった。
 隣の部屋のドアを開けると、知合いの男性がいた。
 なんでこんな時間にこの人がいるんだろう。
 Bが私の隣にいて、今夜は彼を泊めると言う。

 私の足の付け根からは、赤い液体が足を伝って流れ落ちていく。
 普段なら体の汚れが流れていくようで不快に思うことはないのだが、何故か気持ちが落ち着かない。
 白いスカートが汚れていくのがいやなだけではない。
 何かが。
 いやなのだ。

 見ているうちに透明な液体や不透明なものが混ざったどろりとした固まりが出てきては落ちていく。
 そのうち流れてはいけないものも流れてしまうのではないかと不安に感じ始めた。
 そうだ。赤ちゃんが。

 私のおなかには赤ちゃんがいる。
 そんなに目立たないふくらみには命が宿っている。

 どこをどう歩いたのか、私は病室にたどり着いていた。
 母がやってきて、妊娠していたの、と驚いた。
 まだ産まないのかと言うので、さっき医者に破水を待ちましょうと言われたと答えた。

 母に言われて、自分も考え始める。
 はて、いつの間に妊娠したのだろう。
 避妊をしているのに、そんなことがあるだろうか?

 ふと、気がつく。
 妊娠してない、私。

オフィス

2004年2月4日
 明るいオフィスにいた。
 陽が差し込んでいるのか、設備が新しいからかもしれない。
 すでに帰宅時間となっていて、人もまばらになっている。

 電話をとると、N社のサポートだという女性だった。
 違う部署の上役が頼んだ部品が来たという。
 電話の最中だというのに彼女は自分の同僚か部下に怒鳴っている。
 あきれながら、適当にやんわりと電話を切って、上役のいる部署へ向かった。
 上役はすでに帰ったあとで、部下の女性が5人、なにやら話しこんでいた。
 電話のことを伝え、対処を頼んで帰ることにした。

 エレベータホールに行くと人がたくさんいてエレベータを待っていた。
 天井から吊るされた電光掲示板に赤い文字がスクロールされてきた。
  ・・・で人身事故。各線で不通・・・
 これでは駅が混むだろう。仕方がないので、タクシーで帰ろう。

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