太陽

2005年8月9日
知り合いの男性のポルシェの助手席に乗っていた。
左ハンドルのはずなのになぜか右ハンドルだった。
少し走ると、人気の無い場所に車を停めて話をする。
その人はいつも仕事場に行く時に赤い車をシェラトンホテルの裏に停めていると言う。
よく話をする人だった。
カーナビの渋滞情報を見ると環八まで真っ赤だった。
渋滞に巻き込まれるのかと少し憂鬱になりながら戻る。

フレンチレストランを抜けると大学構内へ出た。
振り返るとヒゲの生えたシェフがにこやかにこっちを見ている。
女子学生が驚いているのでなんだろうと思うと、雨がいきなり降ってきていた。傘を持っていない私は濡れてしまう。
坂を上がっていくと、突然辺りが真っ暗になる。
すぐにまた明るくなった。太陽が一瞬消えたらしい。
周りの人のどよめきが聞こえる。また太陽が一瞬消える。
そして正面の空には大きなUFOが映った。端が歪んでいる。
日航の機体も見える。
ふと、私は空を飛べる事に気が付いた。
ほら、ほら、と一緒にいる知り合いの前で階段を上がるように上った。

フランス人と町の様子を見に行くと中年女性が馬車の中で息絶えようとしていた。顔が銀色になっている。
両手で顔を挟んで、どうしたのかと聞くと「8月の熱い風」という。
私は友人と「ああ、やはり」と言っていた。
やがてその女性は息をしなくなっていた。

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