ポルシェ

2004年2月15日
 田舎に住んでいた。
 道角の駐車場を借りてとめてあるポルシェの前を通って自宅に帰るような場所だった。
 自分が借りている場所は藪を一部整理しただけのようなところで、隣にもう一台、借りている人がいた。
 家に帰る途中、いつものように自販機がいくつも並んで暗い道を照らしている中を過ぎ、角に差し掛かると、ポルシェに落書きされているのに気が付いた。
 −ああ、ついにやられてしまった。
 落ち着きながらもBへ電話する。

 ポルシェ仲間たちとのオフ会で、タバコを吸っていた。
 以前吸っていたときとは違う銘柄だった。
 普段からなんとなく気が合わないと感じていることがついに伝わってしまったのか、珍しく誰からも話しかけられない。なおのこと誰とも話す気がしなくて、時間が過ぎるのを苦痛に感じながら座っていた。

 中学のときの担任が横にいた。
 生徒に人気のあった体育教師だ。
 美人の友人が彼に気があったらしく、それを隠して私に先生に誘われて困っているような風に話してきたこともあった。
 実際は先生はみんなに平等で気さくで愛妻家で、彼女が言われたようなことは私にもしていたのだったけど。

 先生はPCを前に作業をしていて、私と話をしたそうにしていた。
 顔を近づけて説明を続ける。
 私はいつでもその場を立ち去ることができるのだけど、先生はずっと話をしたそうにしていたので、とりあえず話を聞く。
 私の手元には動画の撮れるデジカメがあったので、こっそり録画を開始して、先生の話す内容を記録していた。
 だんだんと接触されるが、不思議といやな気はしなかった。

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