花を挿す

2004年2月1日
 都内の花屋にいた。
 少し華道めいた花屋だった。
 友人に贈る花を選んでいた。

 ガラスの大きな丸いボールを花瓶に選んだ。
 とても薄い。簡単に割れてしまいそうだ。
 そこへ椿の花を挿してみた。
 頭の重い枝はバランスが悪く、ボールの中で自由になった枝が動いてしまって、今にも倒れそうだった。
 ガラスのボールの中に、陶器でできた細長い花瓶をいれ、そこへ椿を挿すことにした。
 その花瓶とガラスの花瓶の隙間を埋めるのには、鶏卵サイズの繭を使用する。
 繭は白地に薄い水色の模様が入っていて、陶器の色とよくあっていた。
 ひとつずつ、丁寧に作品を仕上げるようにつめていき、ほどよいところで水に浸すことにした。
 それまでふわふわとしていた繭は、水に浸ったことで変形し、色を濃くしていた。
 繭の中の虫は死んでしまっただろうか・・・。

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