みどりの窓口

2003年12月16日
 田町駅に向かっていた。
 クルマをひとまずどこかに置いて、構内を急ぎ足で進む。
 後ろからは音信絶えて久しい友人Sがついてくる。

 新幹線のチケットを買うには?
 切符売場に行かないといけない?
 でもここは改札の中だ。出られない。

 あたりを見渡すと、緑色の照明が目に入った。
 −あったよ、みどりの窓口だ。

 人が溢れて空きっぱなしになった自動ドアの向こうには窓口が二つあり、白髪の男性が一人で対応している。

 −この辺に駐車場はないですか?

 何か返答されるが、訛っているのか、早口なのか、男性の言うことはわからない。

 −R246沿いの高架下ですか?
 男性はうなづいた。

 Sがクルマを置きに行くと言う。
 その間に私はチケットを購入するということで、SのIDを渡される。
 写真付きのIDを窓口で渡して、23時発のチケットが欲しいと言うと、間に合うかわからないと言う。
 それでもいい、と購入した。
 みどりの窓口を出る。

 ちょうど前からSがやってきて、二人で改札へと向かう。
 2階にスタバが見えてきた。
 コーヒーを購入したいが、時間はない。
 車内販売で買うことにしよう。
 改札には卓上の電光掲示板があり、現時刻と新幹線の発車案内を表示している。
 間に合わなければ23時10分発に乗ろう。
 現地では先に集合した集団が、整列に時間がかかるだろう。その間に到着してしまえばいいんだ。

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