2003年11月24日
 学校にいた。
 下駄箱の並ぶ暗がりにいた。

 周りには知ってるけど知らない人たちがいた。
 私を囲むでもなく、でもぐるりと周りにいる。

 手のひらですっぽり包んでしまえるくらいのサイズでメガホンの形をしているものを渡された。
 黒いゴムのような弾力を持っている。
 周りの空気の流れでは、私はそれを食べなくてはいけないらしい。
 メガホンの小さい口の方を手で押さえないと広がってしまう。
 年寄りにそっと手を離さないようにと渡される。
 自分にはメガホンで言う口を当てる部分しか見えない。
 ふと、待てよ と思ってひっくり返してみた。

 ラッパみたいに広がっているところから中身を見ると、蛙がいた。
 蛙の体は裂け、白くてみずみずしい肉が見えている。
 これはちょっと食べられないよなあ・・・と思って躊躇していた。

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